+ Search + E-MAIL
窒化物光半導体のフロンティア -材料潜在能力の極限発現-

領域代表者 名西 憓之

研究項目 A02 物性評価
V族窒化物半導体の点欠陥と発光ダイナミックスの研究


代表者 上殿 明良

■ 研究目的

 陽電子消滅とは

 陽電子消滅の解説書

 化合物半導体の論文

 その他の論文
 
 陽電子消滅の基礎
 
 測定方法
 
 メンバー

 アクセス

 リンク


 Positron研究目的

Positron Annihilation Lab.初めに

窒化ガリウム(GaN),窒化アルミニウム(AlN),窒化インジウム(InN) に代表される窒化物半導体は,その優れた物理的特徴から,青色・緑色発光ダイオード(LED), 白色光源,青紫色レーザ(LD)などを次々と実現し,短期間のうちに実用化を成し遂げ, 社会の発展に大きく寄与してきた.しかし,窒化物半導体のもつ材料本来の能力(ポテンシャル) からすれば,これまで開発された技術の範囲は,そのほんの一部でしかない.本領域においては, 材料,物性,デバイスの全ての階層での全波長領域(紫外域〜赤外域)にわたる横断的研究に取り 組むことによって,「新規結晶成長技術の開発」と「欠陥物理と発光機構、不純物活性化機構の解明」 に基づいて,窒化物半導体が本来持つ優れた潜在能力を極限(内部量子効率100%)まで引き出し, その適用波長領域の限界を外縁に広げる(200 nm〜2 m)ことを目指す.






計画研究

点欠陥に着目して非輻射再結合過程を明らかにすることにより, AlGaInN半導体材料の発光効率を深紫外および赤・赤外で飛躍に上昇させるプロセス を提案することを目的とする.具体的には,陽電子消滅と高精度時間分解PL測定方等 の光学特性評価を組み合わせた評価によりAlGaInNの発光効率を支配する輻射・非輻射 再結合寿命を定量化し,非輻射再結合中心である点欠陥(空孔型欠陥や格子間型欠陥) の密度と種類との相関を明らかにする.さらに,第一原理計算を用いて各種欠陥の原子・電子構造や 表面・界面のバンド構造等について知見を得て,実験および理論の両面から 広い波長域における高効率発光特性対策を提案する.



Copyright (C) Tukuba university uedono lab. all right reserved.